FF会議室

本番に弱いです。

yui使用機材 Part16 - 2013年②

yui使用機材 Part15 - 2013年① の続きです。

スタッフのツイートを見ると2013年10月、インコの群れが終了してからアルバム実のレコーディングに入っていたようです。たくさんスタジオや機材の画像がアップされていました。

中には久々に見る機材も。

Fender Classic Series '50s Stratocaster 2-Color Sunburst

 

Fender Road Worn Player Telecaster Candy Apple Red

Lock OnのMVに登場したギターですね。レリック加工とフロントにハムバッカー、アッセンブリーが通常とは逆(ピックアップセレクターとボリューム、トーンノブの位置)に搭載されています。

 

こちらは Fender American Vintage '58 Telecasterでしょうか。

RADIO CRAZY 2013・COUNTDOWN JAPAN 13/14で、当時まだ仮歌タイトル「フジロック」としてyui語で「踊り」を演奏した時、同じようなテレキャスターを弾いていました。

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横からの画像なので特定は難しいですが、サンバーストのテレキャスターだったので印象に残っています。

そしてこのステージにも前回記した The World of GOLDEN EGGSの缶ケースらしきものが写っていますね。

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① BOSS TR-2(YUI 4thツアーでも使用していたトレモロ

② BOSS DD-7

③ XOTIC BB Plus(againのMVで使用していた歪み系)

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Ibanez TS9 Tube Screamer

⑤ Landgraff Dynamic Overdrive

TELEFUNKEN M80 ※-1(チップスターの箱みたいなものはマイクのケースです)

⑦ XOTIC RC Booster(againのMV、BB Plusの横)

⑧ MXR Phase90

⑨ XOTIC BB Preamp

⑩ Shin's Music BUFFALO TREMOLO?

カタログとは筐体が異なりますがノブやLEDの位置・仕様は同じ、そしてプロダクトステッカーがShin's Music。これは謎です。

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⑪ Plus E-Bow

⑫ これが上記の缶ケースです。

中に入っているのは

AUDUBON バードコール

Jim Dunlop NYLON MIDI STANDARD 0.53mm(アコギ用ピック)

Jim Dunlop HERCO FLEX 75 (エレキ用ピック)

サムピック(不明)

 

※-1

マイクは長い間不明でしたが、2020/10/08 yui_flower_flowerのインスタ投稿から TELEFUNKEN M80と判明しました。

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 以前書いていた こちらの記事 も追記しました。

 

誤り、情報、お気づきの点などあればこちらにコメント、もしくは twitter @koutei819にリプをお待ちしてます。

 

yui使用機材 Part15 - 2013年①

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① BOSS TU-2 Chromatic Tuner(生産終了モデル)

② sobbat Fuzz Braker FB-4

③ Radial JDV MK3(生産終了モデル、②の下)

④ Custom Audio Japan AC / DC Station 3 (生産終了モデル)

⑤ XOTIC RC Booster

⑥ XOTIC AC Booster Limited Edition Blue(限定生産モデル)

⑦ ProCo Limited Edition Reissue '85 Whiteface RAT(限定生産モデル)

⑧ Electro-Harmonix Small Clone

⑨ LINE6 EX-1(LINE6 M5用エクスプレッションペダル)

The World of GOLDEN EGGS 缶ケース ※-1

Korg Pitchblack(生産終了モデル)
⑫ Providence RX-L1 3Loop Routing Box(生産終了モデル)

⑬ LINE6 M5 Stompbox Modeler

Korg XVP-10(生産終了モデル)※-2

⑮ BOSS DD-7

 

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③ Radial JDV MK3

⑯ Keeley BD-2 Mod Phat Tube(BOSS BD-2のモディファイ品)

⑰ LOVECRAFT Mojo Drive

⑱ MXR M169 Carbon Copy Analog Delay

⑲ One Control Iguana Tail Loop(生産終了モデル)

⑳ TECH21 MIDI MOUSE

 

※-1

5thツアー HOW CRAZY YOUR LOVE 武道館公演、2013年インコの群れ Vol.3 などでも確認できる、おそらくThe World of GOLDEN EGGSローズマリー兄弟の缶ケース?ぽい感じです。

中に入ってる物は yui使用機材 Part16 - 2013年② にて。

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YUI 5th Tour 2011-2012 Cruising ~HOW CRAZY YOUR LOVE~ 武道館公演

 

ー 2020/10/15追記 ー

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2013年 インコの群れ Vol.3 SHIBUYA CLUB QUATTRO 公演

 

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拡大してみると「We get a lot of workout」と書いてあるようで、当時から筋トレ推しだったかも笑。

ちなみに B-PASS「赤いテレキャス vol.004(2006年)」にてGOLDEN EGGSに触れてます。

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※-2

2007年頃使用していたボリュームペダル。MステCHE.R.RY初歌唱の時にも足元に映っているものです。

「え?」がエレキ用、「あ!」がアコギ用とのことでした。もしかしたらこの時の物をそのまま使っていたのかも?

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yui使用機材 Part14 ~赤いジャガーの謎~

2017年9月23日、andropとの対バンライブのリハに公式twitterが突如アップした赤いJaguar

この日のライブでは出番がなく、メインとして使用しているFender Classic Player Jaguar HHのサブに用意されたと思われる以外手掛かりがありませんでした。

それ以降もライブ本番には登場する機会がなく、2018年インコのhave a nice dayツアーからは謎のまま表舞台に登場しなくなりました。

今回はこのギターについて見たまま感じたままの感想を書いてみます。

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まず同じ機種なのか確認してみます。 

メインのJaguarと赤いJaguar(以降サブと呼びます)との相違点

1. ヘッドストック

メインはラージヘッド、サブはスモールヘッド

2. ネックのバインディング

メインはバインディングなし、サブはバインディングあり

3. ヘッドのロゴ

メインはトランジョンロゴ、サブはスパゲティロゴ

4. ブリッジからテールピースまでの長さ

メインよりサブの方が長い(下記画像参照)

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以上のことを考慮すると「メインのJaguarとは違う機種のギターである可能性が高い」と言えると思います。

ではこの赤いJaguarの正体は何なのか。調べていくとあるギターが浮上します。

Fender Kurt Cobain Road Worn Jaguarです。

 

赤いJaguar

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Fender Kurt Cobain Road Worn Jaguar

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ネック

画像を比較するとバインディングが入ったネック、スモールヘッドの形状およびデカールPAT・シリアルナンバー が同一であることがわかります。

キズの位置もほぼ同じと言っていいレベルでしょう。

Fender Kurt Cobain Road Worn Jaguarで検索すると、個体差はあるもののキズは概ねこの位置に入っています。

クラックに関しては入っていないのがデフォルト仕様のようです。

 

ー参考ー

PATナンバー 

2.960.900(コンターボディ)

2.972.923(フローティングトレモロ

3.143.028(アジャスタブルネック)

 

シリアルナンバー 

DES 186.826

調べた限りFender Kurt Cobain Road Worn Jaguarは全てこのPAT・シリアルナンバーです。

 

ボディー

同じ時期にアップされた赤いギターのもう一枚の画像です。これを見るとボディ側にもモディファイが施されていることがわかります。

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下ホーン側、ピックアップセレクターの3ヶ所ある真ん中のネジおよびスイッチが入っていないことが確認できます。

ピックガードには穴が開いていない状態なので、ピックガードを1から製作した可能性がある、と受け取ることができます。

ここはJaguar特有の配線である各ピックアップのオンオフスイッチとローカットスイッチがある部分なので、かなり意図的なものを感じます。

そしてここはメインのJaguarも改造しているyuiこだわりのポイントでもあります。

 

特徴的な一致点

メイン・サブともにハムバッカーを直接ピックガードにマウントしているところ、ブリッジにチューンOマチック(Fenderの呼称はAdjusto-Matic)を使用しているところです。

Kurt Cobain Road Worn Jaguarエスカッションを使用してピックアップをマウントしています。

 

赤いJaguarの結論

これだという決め手がないのですが、「ネックはFender Kart Cobain Road Worn Jaguarを基にモディファイ。

ピックアップ・アッセンブリー含めたボディに関してはyuiのリクエストを基にモディファイ、もしくは制作された可能性が高いと思われる」というのが現時点での結論です。

 

以上あくまで個人の主観に基づく考察であり、事実と異なる可能性があることを書き記しておきます。

 
 Special Thanks to @Re_wolFlow_eR

 

 

追記

ピックアップセレクターに関しては、自分の知る限り2008年~使用のFender American Standard Telecaster Candy Colaからそのこだわりを見ることができます。

画像はFenderブログより

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Fenderブログ に「弾いた時に手で動かさないようにピックアップ・スイッチを下に曲げています」との記載があります。

 

 

さらに追記 

突拍子もなくカート・コバーンニルヴァーナ)の名前が出た感があるので、後付けありありな関係性をこじつけてみようと思います。

yui本人がどれくらい意識しているのかは不明ですが、関係していることは3つ挙げることができます。

1. Fenderブログ I LOVED YESTERDAYインタビュー にて、Laugh awayの歌詞に「Never mind」が出てくるとの質問に「ご想像にお任せします。ニルヴァーナは好きですよ」との答えがあること。

2. SEVENTEEN2010年8月号、HOLIDAYS IN THE SUNリリースのインタビュー時「バイトを始めてからはニルヴァーナとかカーディガンズのCDを買って聴いていました」との記述があること。リンク先はいつもお世話になってる赤羽王子さんのブログです。

3. FLOWER FLOWER活動開始から今に至るまでずっと一貫してライブでのエフェクターボードにはElectro Harmonix Small Cloneが入っていること。これはカート・コバーンが愛用したコーラスとして有名で、箱には「Your nirvana」と書かれています。

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またElectro Harmonix公式にも「ニルヴァーナカート・コバーンの愛機として有名なアナログ・コーラスの名機」と記されています。

 

2013年の活動開始からずっとライブで使い続けているのはこのSmall Cloneの他にProco RAT Whiteface '85 Limited Edition、LINE6 M5、そしてチューナーのBOSS TU-2のみです。

癖が強いこのエフェクターをチョイスし続けているにはそれなりの理由があると思っています。

現在アルバム実に収録されている「ひかり」。初演は2013年FLOWER FLOWER初の自主企画となった対バンイベント「インコの群れvol.1~vol.3」でした。

当時はまだyui語の曲としてアンコールに演奏されたのですが、yuiが弾くギターに深くかけられたコーラスエフェクトがとても印象的でした。

終演後ボードを見るとSmall Cloneがあり、答え合わせで正解をもらったように納得した記憶があります。

 

Small Clone使用例

2013年7月11日 レコーディング時

 

インコのhave a nice day 2019・Zepp DiverCity公演時 

 

 

今回は見たままを個人の感想で記事を書いたことを改めて最後に書き記しておきたいと思います。

誤り、情報、お気づきの点などあればこちらにコメント、もしくは twitter @koutei819にリプをお待ちしています。

 

yui使用機材 Part13 ~ピーヒョロ笛~

 

ピーヒョロ笛ことスライドホイッスル。RIVER FORDとキクタニ、よく似ている2種類あるのでご注意を。よく見るとマウスピースとスライド部分に違いがあります。

 

yui使用スライドホイッスル

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RIVER FORD → マウスピースが角ばっている・スライドの持ち手が丸い

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キクタニ → マウスピースが角ばってない・スライドの持ち手が丸くない

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yui使用スライドホイッスルはRIVER FORDの方です。

yui使用機材 Part12 ~インコのhave a nice dayツアー2019 アコギ用エフェクター編~

アコギ用のエフェクターは yui使用機材 Part 3 ~インコのhave a nice dayツアー2019編~に書いているのですが、今日 LEP INTERNATIONAL 川村代表が絶妙な角度からの画像を twitterにアップされたので、もう少し掘り下げてみたいと思います。

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 接続順    アコギ側  ① D-TAR SOLSTICE Send → ② Strymon El Capistan dTape Echo → ③ One Control Prussian Blue Reverb → ① D-TAR SOLSTICE Return  ④ FMR Audio RNC1773 E Version → PA

 

① D-TAR SOLSTICE

独立した2系統のインプットそれぞれに3バンドイコライザーを備えたアコギ用プリアンプです。

yuiが使用している FISHMAN Rare Earth Brend 、マグネットピックアップとコンデンサマイクの出力を TRSフォンにて、それぞれ別のチャンネルに入力している可能性があるのでは?と思っています。

 

② Strymon El Capistan dTape Echo 

テープエコーのヨレ感や回転ムラまでシミュレートできるディレイです。

さらに TAPスイッチと BYPASSスイッチを同時に押しながら操作すると、様々な状態のテープエコーを完璧に再現する 2ndファンクション・コントロール(隠し機能)が作動するというハイスペックマシン。

フラフラ関係でテープエコーというとこのツイートを思い出します。まふまふは実機(Roland RE-201)を所有しているようです。

 

③ One Control Prussian Blue Reverb 

ナチュラルで立体的な音のリバーブをこのサイズに収めたのはとても秀逸だと思います。

Tone 10、Level 8、Decay 7 あたりのかなりウェット感があるセッティングに見えます。

 

④ FMR Audio RNC1773 

セッティングは不明ですが、『E』のステッカーがあるのでジャパンリミテッドモデルの Eバージョンです。

ノーマル機をEバージョンへのモディファイもしてくれるみたいです。

ちなみに RNCReally Nice Compressor の略とのこと。スペックを見るにライブユースだと最強レベルのコンプレッサーではないでしょうか。

 

参考画像

D-TAR SOLSTICE

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Strymon El Capistan dTape Echo

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One Control Prussian Blue Reverb

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FMR Audio RNC1773

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Eバージョン

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誤り、情報、お気づきの点などあればこちらにコメント、もしくは twitter @koutei819にリプをお待ちしてます。