FF会議室

本番に弱いです。

YUI使用機材 ~YAMAHA FG411~

 It's happy lineのジャケ写でYUIが持ってるアコギは何か。

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2004年12月24日のリリースから17年目にしてようやく答えがわかった。
長年にわたり謎だったが、このギターはYAMAHA FG411だった。

 

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ロッキング・オン社 - YUI『Hello, Good-bye』より

 

拡大してみるとサウンドホールに型番が写っていることに気付いた。

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―参考画像―

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このギターのデータはYAMAHAの公式サイトに残っておらず、ネットに出ている情報を集めてみた。

 

YAMAHA FG411

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生産期間 : 1993年?~1998年 ※1

スタイル : トラッドウエスタン ※2

トップ : スプルース ※3

サイド・バック : ナトー合板

フィンガーボード : ローズウッド

ブリッジ : ローズウッド

原産国 : 台湾

定価 : 28,000円

 

※1 生産期間は一部1994年または1995年~の表記もあったが終了はすべて1998年となっている。

※2 トラッドウエスタンはYAMAHA独自の表現で一般的にはドレッドノートサイズ。

※3 スプルース単板表記ではないので合板だと思われる。

 

このギターは定価を見てもわかる通り、YAMAHAのエントリーモデルである。ナトーは廉価なギターによく使用されるトーンウッドで、マホガニーに近い性質のためその代用材として使われることが多い。そして定価が28,000円ということは、実売価はそれ以下であった可能性が高い。

 

-参考音源-


廉価なエントリーモデルではあるが、いい音で鳴ってると思う。

 

ギターの評価はその人の価値観によるものだ。高ければいいというものではないし、安いからダメというものでもない。ギター本来の価格以上に評価されるものがあれば、価格以下に評価されるものもある。そのギターに何百万も出す人がいれば、全く値打ちを感じない人もいる。どれだけ思い入れがあるのか。それがその人にとっての評価・価値になるのではないだろうか。

 

YUI本人がこのギターに対してどういう思いを持っていたのかは、ROCKIN' ON JAPAN 2007年5月号に掲載された20,000字インタビューにてうかがい知ることができる。

 

以下は一部抜粋

 

―前略―

 

「それで、ある日ギターをくれるって音楽塾の人が言ってくれて、自分のギターっていうのが、すごい嬉しくて。それでその人に『音楽をないがしろにしたら返してもらうぞ』って言われてもらったんです。

そのギターを持って帰って、おうちで練習しようと思ったら、音が大きいので、弾けるとこないかなっていうので、田んぼのあぜ道とか海とかに行って、弾いてましたね。ギターのボディって、ちょっとひやっとするというか、冷たいじゃないですか。冬に弾いてたからかわかんないんですけど。でも、きっとこの冷たさに慣れていくんだろうなって思えて。そういうのも落ち着くようになりましたね。安心できたというか。

それで、ギターを弾くようになったり、周りに作る人がいっぱいいたので、自然に自分も曲を作ろうと思ったんでしょうね。それでなんとなく、メロディをコードに乗せていくところから始まりましたね。それまでは曲がコードで作られているっていうことも知らなかったので、そういうことを知った時っていうのは、すごい衝撃がありましたね。ほんとに、知れるっていうことがありがたかったですね。

最初はコードを鳴らして、そのコードになんとなく自分の好きな感じの音を乗せていく感じだったんですけど、それがどんどん自分なりのメロディが出てくるようになってきたりして。そこから具体的に曲になっていきましたね」

 

―後略―

 

ひとつだけ言える大切なこと

ーー このYAMAHA FG411という廉価なエントリーモデルからYUIの音楽が始まり、福岡時代の曲は創られたのだ。まさにプライスレス。

 

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FG411は生産完了モデルだが、現行品だとFG800が一番近いスペックのようである。

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メーカー希望小売価格 34,000 円(税抜)

イケベ特価 : 28,900円 (税抜)

税込販売価格 : 31,790円

スタイル : トラッドウエスタン

トップ : スプルース単板

サイド・バック : ナト―またはオクメ

フィンガーボード : ローズウッド

ブリッジ : ローズウッド

 

 

2005年4月23日 YUI 1stワンマンライブ@イムズホールの時にはFender GA-45SCEを手にしていて、それ以降このFG411は(少なくとも自分は)確認できていない。

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「上京したら、ライヴもすぐにありましたし、レコーディングの予定もありましたからね。そうなると、ギターのメンテナンスも必要になってきますから、福岡から持ってきたギターだけではダメかなって。

そんな時に、フェンダージャパンの方に出会ったんです。メンテナンスについて色々聞いたり、どんなふうに手入れをしたら良いのかを教えて頂いたりしました。それで使い始めたのが、フェンダーのギターなんです。上京してきた時に持ってきたギターも、お家で曲作りをする時に弾いていますが、これが今のメイン・ギターです。」

 

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2006年・exite  総力特集 YUI

 

 

―FG411 参考画像― 

SONY SDオーディションのサイトにあった当時の YUI公式サイト
この後、 YUI-net.comができる。

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DISCOGRAPHY


ストリートライブ・天神地下街 西3a出口

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MUSIC STATION 2005年2月25日オンエア

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ストリートライブ・天神イムズスクエア

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ストリートライブ・JTBトラベルゲート天神前(天神地下街 西3a出口の向かい)

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ちなみに2012年のYUI活動休止時、8年間の活動をまとめた本が3冊出版されている。
過去を振り返りつつ、来る2021/02/23に、そしてこれからの未来に期待していたい。

 

YUI 『Hello, Good-bye』

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ロッキング・オン社(H・ROCKIN' ON JAPAN)のインタビューをまとめたもの。前述の20,000字インタビューも収録されており、内容は深い。巻末に直筆メッセージあり。

 

YUI Artist Book『THANK YOU FOR YOUR LOVE』

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B-PASSでの掲載をまとめたもの。コーナーを持っていた「赤いテレキャス」もミニブックとしてセットされており、情報量はダントツ、圧倒的に多い。

 

YUI『GIFT』

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PATi・PATiの掲載記事をまとめたもの。こちらはSOLD OUTになっている。


 

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