FF会議室

本番に弱いです。

レリック加工?とJaguarのモディファイ(追記あり)

FLOWER FLOWER公式twitterの投稿画像を何気なく見ていたら、2008年から愛用しているFender Classic Player Jaguar HHのボディに異変が??

ボディ裏ブリッジ側(ストラップピンの下)の塗装を剥がしているように見えます。

注)あくまでもこの画像を見た印象です。光の加減でそう見えている可能性もあると思われます。

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元画像 FLOWER FLOWER公式twitter

 

― 2021/01/31追記―

2020/12/01 インコのhave a nice dayツアー2020 -Streaming Live-

Jaguarの裏側を見ることができたのですが、特にリフィニッシュしているようには見えなかったことを追記しておきます。

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yuiの使っているJaguarはポリエステル塗装です。ポリ系とよく一括りに言われますが、厳密にいうとポリエステル塗装とポリウレタン塗装にも違いがあります。

ポリエステル塗装は厚塗りしても乾燥しやすいので、価格を抑えたモデルに使われます。デメリットとしては厚い塗膜になるのでボディの鳴りを阻害する要因となることです。

ポリウレタン塗装はラッカー並みに薄くできるため、鳴りに関しては優れています。デメリットとしては強度を得るために塗り重ねが必要となり、コストがかかることです。こちらは価格の高いモデルに使われます。

塗装を剥がしていることが事実なら、あえて目立たないボディの裏側であることから「鳴り」を追求したのかも知れません。

ポリエステル塗装はボディの保護に関しては本当に優秀で、何らかの意思を持って加工をしない限りあそこまで大きく塗膜が剥がれることは考えにくいです。

答え合わせはいつできるのか楽しみです。MERRY ROCK PARADE 2019、CDJ19/20に参戦される方、ここにも注目してみてはいかがでしょうか。

ちなみに現行品のFender Classic Player Jaguar HHとyuiが使用しているモデルとはフィンガーボードが異なり、yui使用モデルはローズウッド、現行品はパーフェローです。またyuiは塗装を自らリフィニッシュ、アッセンブリー(ピックアップセレクター等)も改造しているとのこと。ここまで書いてきた前提がくつがえるかもしれませんが、リフィニッシュ時に塗装の種類を変えている可能性も書き記しておきます。ただラッカーであれ、ポリウレタンであれ、ポリエステルであれ、塗膜を剥がすことでボディの鳴りが変化することは間違いないです。

参考画像・ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2017より

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このJaguarは上ホーン側にキルスイッチ、その横にある2つのボリュームはフロント・リアをハムバッカーからシングルに連続可変するもの。

下ホーン側にある3つはネック側からフロント、リア、ローカットのオンオフスイッチです。通常Jaguarのピックアップセレクターは上方向がオンですが、3つとも下方向になっています。ここは間違いなくモディファイしてると思います。

Fender Classic Player Juguar HH・ピックアップセレクター操作部の説明

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塗装を剥がすとどう音に影響するのか。デジマート地下実験室はいまさら聞けない的な実験ばかりで本当に面白くタメになります。

ここに書いてあるエリック・ジョンソンの言葉。「ギターの材に呼吸させた方が音が良くなるので、ボディの目立たない場所の塗装を一部剥ぐべき」

 

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